現在開催中の京都市立芸術大学作品展は、京都市左京区岡崎の京都市美術館本館・別館と、京都市西京区大江沓掛町の京都市立芸術大学の両方を会場として行われています。
大学で開かれているのは『学内展』と呼びますが、初めて来る人には分かりにくいので、入り口からの会場案内を作っていました。
京都芸大は京阪京都交通で京都駅、阪急桂駅などから乗って芸大前で降ります。少し引き返して坂を登ると正門が見えます。
とても控えめで地味な看板です。左側の歩行者用の入口から入りましょう。
道をわたって石の階段を上ります。
建物が見えてきます。
途中、このような看板がたくさんありますので見逃さないようにしましょう。
更に進むと白いテントが見えます。
こちらが案内所です。地図付きの目録をもらいます。
目当ての作品がある場合はここで聞くと行き先を教えてくれます。
会場は建物ごとにAからEに分かれています。
案内所の向かいにあるのが大ギャラリーです。
この建物はAで、大ギャラリーの後、右の小さい階段を上って3階の会場に進みます。
ここは主に学科の授業が行われる建物で、通常の教室を展示室にしています。
A会場を見終わると、この場所に戻って次に行きます。
C、D、Eを先に見たい場合は左に行きますが、ここでは右に見える階段を上ってBのアトリエ棟に行きましょう。
木がじゃまで見えにくいですが、左がBのアトリエ棟です。
右は博士棟で、こちらは博士課程有志のインテリムという展覧会が開かれています。
アトリエ棟はこのようにちょっと入りにくい雰囲気ですが、勇気を出して扉を開けて下さい。
中も綺麗とは言いがたいです
それぞれの展示室は工夫をこらしてあります。
一部屋だけのぞいてみましょう。
B-2総合芸術学科の井村一登くんです。廊下と部屋のギャップがすごいですね。
アトリエ棟を出たあと、鳥小屋を目印に奥に進むとCの染織棟があります。
ここは平屋で、作品は2点だけです。
そこから少し引き返し、やや下ったところに廃工場のようなものが見えます。
これがDの彫刻棟です。
さまざまな機械類とともに作品が並んでいます。
ここを見終わってEの大学会館に向かいます。
この建物は、入り口がたくさんあり、構造が複雑なので作品の見落としに注意して下さい。
E-3小ギャラリーは工事中のようです。
しかし!この工事中の姿そのものが作品なので気をつけて下さい。
中でギャラリーの天井や壁を修復している人が、作者の稲垣若菜さんです。
ホールへはこの入り口から入りましょう。
円形のホールの内部は、荘厳な空間が作り出されています。
E-2今尾拓真くんの作品です。空調の送風口に楽器を付けて音が出るようになっています。これは現地で体感しないとよくわからない作品の代表と言えます。
というわけで、芸大の会場はとても遠いですが、是非足をお運びいただけましたら幸いです。
以上、芸術学田島でした。